平成30年12月号
ひまわりだより(平成30年12月号)
2学期を終えて
園長 伊藤 和子
早いもので12月師走を迎えてしまいました。急に寒さも増して本格的な冬の到来となりました。
そして2学期も終了となり、今年も残すところ後わずかとなりました。大震災や数々の災害に見舞われ、大変な一年となってしまいました。
幼稚園におきましても思いがけない放射能問題等々不安や心配になることがたくさんありました。しかし、子ども達は皆元気に活動に励み、逆に子ども達から力をもらっている様な感じさえ受けました。
この様な中にありましたが、予定された活動は全てクリアできたことは、子ども達にとっても私達にとっても大きな喜びでした。
子ども達には、できるだけの経験を重ね、より豊かに大きく成長してもらいたいとの願いがあります。少々残念に思ったことはさわやかな秋の季節に充分な園外保育が出来なかったことでした。草の上や落葉や木の実で遊ぶことを控えたことでした。
その時々の情報により変更だったり取り止めだったりすることがあります。より的確に対応できますよう配慮しつつも、保護者の皆様に御心配をお掛けしたことも数々ありました。今後もたくさんの御理解御協力を頂かなくてはいけないことも出て来る事と思いますが、何よりも子ども達のために何が一番良い方法なのかを常に考えながら、お互いの信頼をより深めていかれます様努力していかなければと思っております。
不幸な災害の年ではありましたが、残された日々が健やかにそして新しい年がより良いお年でありますよう心から願っております。
新しい年へ
理事長 伊藤 基
今日は2学期最後の日、終業式となりました。皆様にご理解ご協力をいただきながら、充実した教育活動を行うことができました。本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。明日からは冬休みです。ご家族でどうぞ心豊かに新しい年をお迎えください。
12月の行事で特筆したいのは、やはりおもちつきです。かつては年越しの支度として地域で当たり前に行われていた餅つきを是非子どもたちに伝えていきたいと、本園では経験のある保護者様やご近所様のご協力をいただきながら、毎年欠かさずおもちつきを行っています。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。園児たちは五感をフル活用しながら、全身でこのひと時を楽しみました。かまどの炎や熱 気、煙、せいろでふかしたもち米から立ち上がる湯気や匂い、つき手・こね手のリズム感、臼と杵による音や振動、実際に自分の手でもちをついたり味わったりと、普段とは違うたくさんのことを体験し、みなとても興奮していました。
これから冬本番、寒さとともに、インフルエンザなどの感染症が広がりをみせる時期です。手洗いうがいをきちんと行うなど、予防に努めましょう。引き続き麻しん(はしか)や風しんも心配です。大人も子どもも予防接種や抗体検査などをしっかりと行い、子どもたちの命を守りましょう。
新しい年も、どうぞよろしくお願いします。
1月の保育
主任 柴田 玲恵子
新年の始まりです。今年は平成から新たな年が生まれる年となります。記念すべき年に目標を持ち期待を膨らませて3学期のスタートです。まとめの大切な時期ですので3学期までの見通しを持ち仲間と共に充実させていきたいと思います。
寒さも厳しくなり朝起きるのが辛くなったり身体も凍ってしまいそうになることもありますがそんな時こそ、生活リズムを整え、体を動かして遊び、食べて体の中から温めていきましょう。エネルギーを満タンにして3学期も楽しく頑張っていきましょう。
さくらんぼ組では、先生と一緒にやってみたい遊びが増え、友だちとの関わりも少しずつできます。身の回りのことも自分でやってみようという気持ちを育てていきたいです。
年少組では、生活リズムを取り戻していきながら、自分のことは自分で行えるように応援していきます。「友だちと一緒に集団遊びを楽しみもっとやりたい」を増やしていきます。友だちとの関わりの中で言葉や会話を楽しんでいかれるようにしたいと思います。
年中組では、年長さんから引き継いだ飼育当番が始まります。やり方を教えてもらいながら仕事を行い、大きくなった喜びや年長組になる期待を膨らませていきます。グループ当番が始まり集団遊びも含めて、友だちと協力することの大事さや喜びを味わえるようにしていきたいです。
年長組は、いよいよ幼稚園最後の学期となります。卒園までの目標を持ち、仲間との卒園製作や思い出を語り合ってつくる文集づくり等も始まります。仲間との体を使っての遊びもたくさん楽しんできます。
各学年共に、お正月遊びとしてコマやカルタ、凧上げ等を楽しんでいきます。そして2月にあるひまわりシアターに向けての取り組みも始まり、クラス一丸となって力は合わせて取り組んでいきます。ひとりひとりの子ども達にとって充実した素晴らしい日々がつくれるようにしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。