平成25年11月号
ひまわりだより(平成25年11月号)
楽しくて、おもしろくて
園長 伊藤 和子
園庭の桜の葉も赤く染まり、秋の深まりを感じるこの頃となりました。落葉したきれいな葉を拾い集める子ども達。もう立冬も過ぎました。秋の遠足やお芋掘りも無事に済み、子ども達の視野も、より広がりをみせて、友だち関係も深まり、その会話も弾んでいます。クラスのまとまりは学年のまとまりに、学年は又他学年へと、その意識や思いやりが外に向けられる様になりました。観察力も鋭くなり、その関わりもより強くなってきています。何事にも力を合わせる、そしてがんばる、そんな雰囲気が漂い始めています。私達は、子ども達が、思いっきり自分の力を出してがんばれる、そんな環境を作らねばなりません.体力と知力と気力が、からみ合って共に豊かに大きくなっていくようにと、その環境を整える使命があります。子ども達の姿に、その兆しが見えて心強く感じている所です。子ども達の今持っている力を思いっきり発揮できる、このおもいっきりの積み重ねが、やがては各々の生きる力となるのです。限りない可能性を引き出すための環境づくりに、これからも、より一層の努力を重ねてまいります。
季節の変わり目、風邪の流行の季節です。誰もが元気いっぱい明るさいっぱいでがんばっている今。これからも健康に気をつけて、様々な分野への挑戦、子どもらしく、体まるごとの様々な能力を、これからも思いっきり発揮して躍進してほしいと思います。そして毎日の諸々が、楽しくて、おもしろくて、そして不思議であってほしいと、心からそう感じてほしいと思っています。
より多くの体験を!
理事長 伊藤 實
各地から紅葉の便りや初雪の便りが寄せられて、季節はいよいよ秋から冬へ移りゆこうとしています。保護者の皆様にはますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
先月の終わりに、園児や教職員で育てたさつまいもの収穫がありました。子どもたちはみんな、瞳を輝かせ、喜びいっぱいでおいもほりを楽しみました。後日年長さんはおいもほりをもう1回やりました。とっておいたさつまいもを掘り集め、おじいさんやおばあさんとの「ふれあい会」にふかしいもにして出して、賞味していただきました。「おいしいよ」との声に、園児たちのお顔もほころんでおりました。ふれあい会に参加してくださった皆様、ありがとうございました。
12月に入ると、おもちつきやクリスマス会、そして年越しへと日々が進んでいきます。特におもちつきは、お正月を迎えるための大切な年中行事として行われてきたものですが、近年ではなかなか体験できません。本園では、近隣の農家の皆さんにご協力をいただきながら、かまどでもち米をふかし、「臼(うす)」と「杵(きね)」でおもちをつきあげていきます。子どもたちも小型の杵を使って餅つきを体験します。子どもたちの、ふきあがったもち米からたちのぼる湯気に「わあっ」と歓声を上げる様子、真剣な表情で杵をふりおろす様子・・・楽しみで仕方ありません。
さて、今年もインフルエンザが気がかりな時期に入ります。手洗いうがいをしっかりして、体にウイルスが入らないように心掛けましょう。予防接種をお考えいただいてもよいかもしれません。そしてもし、インフルエンザに感染したら、速やかに医師の診療を受け、体を休めましょう。また、今年はPM2.5による大気汚染問題がニュースになっています。地理的に深刻な影響をうけることはまずないとは思っておりますが、状況を注視し、しっかりと対応していきたいと思います。
なお、平成26年度新入園児の募集につきましては、皆様のご支援を賜り、おかげさまで見込み数に達することが出来ました。ご協力に心より感謝を申し上げるとともに、引き続き「ひまわり」の教育にまい進する所存でございますので、今後ともよろしくお願い致します。
12月の保育
主任 柴田 玲恵子
2学期もまとめの時期を迎えます。カレンダーも一枚となり月日が経つのは早いと思いますが、子どもたちの成長も同じように着実に一歩ずつ高まってきている事を感じます。毎日園庭で友だちと一緒に元気いっぱい楽しそうに遊ぶ姿が見られ活気づいています。2学期を振り返り色々な事に仲間と一緒に取り組んできた中で、満足感や自信が持てるようになりました。そしてまた次の一歩へ挑戦してみようという気持ちが生まれています。大事に次へつなげていきたいと思っています。
おもちつきでは昔ながらの道具を使い五感を通して実際体験をします。クリスマス会では園全体で子ども達の夢見る世界を大事にサンタさんも登場してもらい会を盛り上げていきます。“楽しかったなぁ”を共感しあえる生活を作ってきたいと思います。
さくらんぼ組では、先生と一緒にたくさん遊んだり、体を動かしていきます。友だちとも関わりの中で自分の思いを少しずつ伝えられるようにしていきたいと思います。
年少組では、友だちと一緒に遊ぶ事が楽しめるようにキャンディボールの感触を楽しみながら触れたり、簡単なルールのある集団遊びを行っていきます。
年中組では、チーム対抗の集団遊びを友だちと声を掛けあって積極的に楽しんでいきます。クラスの劇あそびをする中で友だちと一緒に言葉のやりとりを楽しんでいきます。
年長組では、遊びや活動を通して仲間との関わりを深め、自分の思っていることを話したり仲間の気持ちを受け止め、どうしたらいいのかを考える力をつけていきます。人形劇の取り組みも仲間と言葉を考えあってきましたので、自信をもって表現できるようにしていきます。ボールを使っての様々な遊びを楽しんだり、作戦を考えながらの集団遊び、そして遊具にも意欲的に取り組んでいきたいと思います。
学年末、年末を迎えますので、大掃除や持ち物の整理整頓をして、大きくなったことを喜びに感じ周りの人達への感謝の気持ちが持てるようにしていきたいと思います。ひとりひとり大切な存在であることを伝えていきたいと思います。