平成24年02月号
ひまわりだより(平成24年2月号)
感謝の一年に
園長 伊藤 和子
新しい年、この一年は感謝の心が溢れる日々にしたいと思います。昨年は災害に見舞われた一年となってしまいました。誰もが不安や心配を抱え信じられない環境の毎日となりました。でも、何とかしなければという強い思いが繋がった日々でもあったと思います。
被災された皆さんに、その思いや心が届くようにと様々な企画がなされています。これからも続くことと思います。その様な中、新春を迎えこの一年はどんな一年であってほしいかと考えた時に、私は感謝の気持ちが伝わる毎日だったらどんなに幸せであろうかと思いました。
「ありがとう」がお互いを笑顔に明るく元気にしてくれる、そんな日々が続くようにしていきたいと心から思いました。
さて、三学期はまとめの学期です。各々の目標はねらいはどれ程達成できたでしょうか。そして一日も早く昨年の不安や心配がありがとうの感謝に変わるように丁寧にその場を整えて行きたいと思っています。三学期は寒い中ですがあっという間の日数しかありません。満たされた思いが重なるようにお互いの理解と協力あるのみです。子ども達のために喜びが楽しみの場作りができますよう、よろしくお願いいたします。
花壇にはうす黄緑の柔らかい芽がちょんちょんと顔を出しはじめています。やがて花を咲かせる草花の芽です。緑を濃くしてぐんぐん伸びる新しい芽。子ども達とだぶってとても頼もしくうれしく大切に守って行きたいと強く思いました。三学期もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとってこの一年が笑顔の一年となりますようにご多幸を心からお祈り申し上げております。
新年あけましておめでとうございます。
理事長 伊藤 實
輝かしい新春を迎え、希望に満ちた新しい年の始まりを心よりお祝い申し上げます。
昨年は千年に一度とも言われる東日本大震災が発生し、福島原発の事故そして紀伊半島を直撃した台風による大洪水と災害が続き、流山市に置いても放射能のホットスポットとなって放射能対策に追われました。本園でも除線工事として一部の表土入れ替え、園庭樹木の剪定、U字溝・マンホールの除線を行い、放射線量の被爆を調査するために職員の協力を得て積算線量計を携帯して測定に当たっているところです。また、公園などの除線も含め、安全な環境での生活ができるように関係機関等と対策を進めているところです。
昨年は、恒例の「今年の漢字」が、京都の清水寺で発表され、「絆」が選ばれました。家族・兄弟・地域・企業そして広くは社会や国・民族などと普段では軽く見られがちな関係の大切さが災害を通して身にしみた機会になったものと思います。ぜひ、この心を持って何事にも努力していきましょう。
さて、まとめの第三学期が始まり、園内では子ども達の賑やかな声が響きわたり、冬期休業中の家族や友達との楽しかった経験などが話題の中心になっております。各学年ともまとめの時期を迎え、ひとりひとりの成長の姿はもとより、欠落事項がなかったか検証してまいります。特に年長組さんは残り僅かな園での時間を大いに楽しみ、4月には胸を張って小学校へ進学していただきたいと思います。
結びに、寒さはこれからが本番です。しっかりと手洗い・うがいを励行して、インフルエンザなどにかからないように心がけましょう。
2月の保育
主任 柴田 玲恵子
寒さが一番厳しい季節ですが、立春を迎え大事な節目の時期です。ひとりひとりの子ども達の力も大きくなり、集団としてもお互いに認め合い、和を持ってまとまり更に意欲的に色々なことに取り組み楽しさを出して行きます。
さくらんぼ組では、寒さに負けず先生と一緒に元気に身体を動かして遊び楽しんでいきます。
年少組では”やってみよう”とする気持ちを大切にしながら、自分のことは自分で行っていくようにしていきます。簡単なルールを知り、丸鬼や転がしボールを友だちと一緒に楽しめるように進めていきます。
年中組では、年長から園全体の仕事である飼育・砂場の当番や畑を引き継ぎ自分達に任せてもらえる喜びを知り、年長になる期待を高め、クラスやグループで協力して行っていきます。集団遊び等でも友達との関わりを深め積極的に遊んでいきます。
年長組では、卒園に向けて、仲間と一緒に卒園製作、個人製作を作り上げ、幼稚園生活を振り返り文集を作っていき、まとめの日々を仲間と大切につくっていきます。園全体の仕事の内容ややり方等を年中へと伝えていきながら関わり、ドッチボールやSケン等仲間と意欲的に遊び自分達で展開して遊んでいきます。
全学年共に今までひとつひとつ積みあげてきたことを大事にしながら、生活を見つめ直し成長や課題を捉えていきます。進学や進級に向けて大きくなることの嬉しさや喜び、そして、自分の良さ、友だち、仲間の良さがわかり、来年度への期待をふくらませていきます。
まだまだ寒い日が続きますが、強い心と身体で乗り切っていきたいと思います。